名田さんの活動の根底にある価値観をお聞かせください。
これまでに様々なことに取り組んできましたが、昔から一貫しているのは、現代を生きる私たちが「互いの個性を尊重して、自分らしく生きていける世界観」を見据えていること。僕たちは今日までに、日々のご飯や周囲の人からの気持ちを含め色んなものを受け取って、奇跡的に今ここに辿り着いています。そのことに対する有り難みや慈しみを忘れず、身の回りのものや周囲の人たちを、より尊重し助け合える世界へと少しずつ歩を進めているように思います。
nehanに関わることになったきっかけは?
2022年〜2025年の3年間、知多半島でコミュニティ作りに注力していました。既存のシステムとは異なる世界観・価値体系で回る形を見据えて積極的に動いていましたが、自分の中で活動が一つの落ち着きを見せた頃、ちょうど良いタイミングでかねてより接点のあったリエさん(コーディネーター:田中)が僕に連絡をくれました。その連絡をきっかけにnehanを訪ね、ヨシさん(代表:鯉谷)と意気投合。「ネクストステージはここだ」と直感しまして、自然な流れで以来関わらせてもらっています。
現在nehanでは何を担当しているか
現時点では、リトリート事業のディレクションを中心に行っています。リトリートの企画運営やオペレーション整備、事業として成り立たせていくためのあれこれ、ヨシさんやリエさん、そしてnehanの取り組みに共感して積極的に協力してくださる皆様と共に、少しずつ目の前のことを進めています。
最後に何かメッセージがあれば教えてください
nehanでは「本当の私に気づく」という価値をリトリート参加者の皆様に提供しています。情報に溢れる現代社会で日々を忙しく生きていると、ご自身の本心は埋もれて見えづらくなります。けれど、僕たち一人一人は、何かのご縁でお父さん、お母さん、ご先祖様から脈々と命が繋がれ、今ここを生きている唯一無二の存在です。そのスペシャリティが失われてしまうのは、あまりにももったいない。
一人一人の持つオリジナリティが発揮され、互いを尊重し一体となって協力し合えたなら、目の前の世界はこれまで以上により良くなっていくでしょうし、後の世代に対しても大切なものを繋いでいくような生き方ができるのではないかと思っています。
リトリートでは、皆さんがご自身の内面(精神)に深く潜り、忘れていた大切な何かを思い起こすような気づきの体験が得られるよう、様々な工夫を凝らしています。そして、これからも改善を続け、精度を高めていきたいと思っています。何か人生に迷うことがある方は、是非この豊かなnehanの森へお越しください。