リトリート詳細

「走馬灯を見る旅」2泊3日のnehanリトリート

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悲しみの先に見えた”自分を信じる”という感覚

nehanリトリート体験記

根木江梨香さんインタビュー

根木江梨香

整え師。ベッドスパを中心に内側と外側を整えるセラピスト。

ベッドスパを通じて、身体と心を整える仕事をしている根木さん。
人に寄り添う日々の中で、自分自身の内側と向き合う時間を求めて、nehanを訪れました。

そこで彼女が体験したのは、呼吸を通して、自分の奥底にあった感情と出会い直し、本来の自分を取り戻していく——そんな3日間でした。

全力で取り組もうと決めた

根木さんは、リトリートが始まる前から、ひとつの決意を持っていました。

根木

とりあえず今回のリトリートは全力で取り組もうっていうのが私の中であったので、
それを目標にというか、ジャッジはしないけどやっていくっていうので取り組みました。

「ジャッジはしないけど、全力でやる」——この姿勢は、nehanのリトリートにおいて重要な姿勢となります。

現代を生きる私たちは、日常の中で感じたことを思考で解釈し、「これは良い/悪い」「正しい/間違っている」とジャッジすることに慣れています。しかし、思考だけを使って出した結論の中に、その人の本質的な価値観が見えてくることは少ないのです。

リトリートの中では、様々な記憶や感情が浮かび上がってきます。そのとき大切なのは、それらを分析したり評価したりするのではなく、まず自分の内側にあるものを感じ切ること
一つひとつの出来事や感情に対して感覚を開いていくことで、初めて本当に自分自身が大切にしているものが見えてきます。

幼い頃の感情が溢れてきた

最初の呼吸ワークで、根木さんの内側から、予想していなかった感情が浮かび上がってきました。

根木

(呼吸のワークに)入らせてもらった時に、すごい悲しみの感情——
前から気づいてたものではあるんですけれど、すごい悲しみの感情が出てきて。

根木

特に「分かってほしい」みたいな、本当にちっちゃい幼少期の子供のような感情が、すごいたくさん出てきて。
涙も自然と溢れてて、それをひたすら感じてた1回目だったんですけど

呼吸のワークでは、意図的に速く深い呼吸を繰り返すことで、血中の二酸化炭素濃度が低下し、脳の血流や神経活動に変化が生じます。これにより変性意識状態と呼ばれる、普段とは異なる意識状態が訪れます。
この状態では、通常の意識ではアクセスできない無意識の記憶——幼少期に体験したことや、長年押さえ込んでいた感情が浮かび上がってくることがあります。

根木

でもそれが終わった後、すごいすっきりして。

感情を抑え込むのではなく、ただそのまま感じきること。
普段ふたをしていた感情が自然に湧き上がってくるのは、心が未消化だった体験に向き合おうとしているサインです。

回を重ねるごとに変わっていく感覚

2回目、3回目と呼吸のワークを重ねていく中で、根木さんの内側で起きていることは少しずつ変化していきました。

根木

ヨガをした後に、多分そういうことしてるからリラックスモードではいれたとは思うんですけど、
どうしてもやっぱり多分、まだ見知らぬ人たちと共同生活するっていうのに対して、多分緊張はすごいあったと思うんですよね。

慣れない環境への緊張もある中で、それでも自分の内側に向き合い続けていきます。

根木

2回目は羊水の感じを感じて。
そのぷかぷか浮かんでいる中にも、1回目の時よりかは悲しみみたいなのは薄れてたんですけど、
逆にちょっとした怒りみたいなのと罪悪感みたいなのが出てきて、だんだん変わっていったんですよね。

変性意識状態では、人によっては様々なビジョンや感覚が立ち上がることがあります。
根木さんは普段とは異なる感覚に包まれながら、次々と移り変わっていく感情を味わっていたようです。

根木

3回目もやっぱりちょっと思考が残っちゃうところがあって。
回数を追うごとに、だんだんだんだん自分の湧き上がってくるものの感覚がちょっとずつ変わってきたんですよね。

nehanのリトリートでは、自分の内側の体験に対して、余計なジャッジメントや思考をしないことを重視しています。思考から上がってくることではなく、体感覚をベースに浮かび上がってくることを、ただありのままに見ていくことが大切なのです。

そして、最終日の朝——根木さんに明らかな変化が訪れます。

根木

今日最後の4回目のワークを迎えるにあたって、朝起きたタイミングで、すごい軽かったんですよ。
それまでは悲しみの感情で出し切って疲れてたのもあるのか、ちょっと重かった感じはするんですけど、
自分の中にスペースというか、空間ができた感じがして、すごい軽く感じていて。

抑圧していた感情を十分に感じて涙を流したり表現したりすると、心に溜まっていた重荷が下りたような解放感が得られます。心理的なデトックスとも言え、感情を抑え込むことで生じていたストレス反応が緩和され、リラックスしやすくなる効果があります。
この現象を心理学では、カタルシス(感情の解放)と呼びます。

心の中に、できたスペース。それは、ずっと抱えていた何かが抜け出たところに生じた余白でした。

見える世界が変わった

根木

この3日間の中で得たものっていうのは、自分の中で自分を信じるっていうことだったりとか、
自分の心に向き合うっていうところを、すごい深く深くやらせてもらえたおかげで、
自分の軸というか、もともと内側にある輝きだったり、炎だったりみたいなものを取り戻せた感じがあって。

根木

自分の中で見える世界が変わった感覚になりました。
ありがとうございます。

失っていたわけではない。ただ、見えなくなっていた。
内側にずっとあった、自分だけの光を、ここで取り戻すことができました。

普段とは異なる意識状態の中で、様々な感覚や感情を味わっていく。
その体験を通して、過去の出来事は新しい意味を持ち始め、自分が本当に大切にしているものが、クリアに見えてくるのです。

POINT

呼吸を通して、自分の奥底にあった感情と出会い直し、抑え込んでいたものを手放していく。
その先に待っていたのは、「自分を信じる」という感覚と、内側にある輝きを取り戻した、新たな自分自身の姿でした。

根木さんがnehanで過ごした3日間は、本来の自分に還る時間になったのかもしれません。

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