仕事はそれなりにやっていて、お金にも困っていない。
けれど、どこか満たされない。
そんな感覚を抱えたまま、なんとなく日々を過ごしている——
そういう時期が、誰にでもあるかもしれません。
東京都在住、広告代理店を経営する鈴木さんも、そんな状態の時にnehanを訪れました。
「走馬灯が見えるよ」と聞いて、「楽しそう」と感じたくらいの、最初は軽い気持ちで。
ここからは、鈴木さんがnehanで過ごした2泊3日の体験をたどります。
充実しているはずなのに
鈴木さん
来る前はあんまりよく分かってなくて。
「走馬灯が見えるよ」みたいな、えー楽しそう、みたいなくらいだったんですけど。
鈴木さんには、特別大きな悩みがあったわけではありませんでした。
鈴木さん
自分自身、仕事はそれなりにやってて、お金も困ってはなくて。
ただどこか充実感はないな、みたいなのを、ずっと抱えてて。
生活には問題がない。でも、何かが満たされていない。
その「何か」が何なのか、自分でもよく分かっていませんでした。
鈴木さん
色んな自分が自発的に行動を取ってしまう理由みたいな。
例えば僕は、海外旅行がすごい好きで、気づいたら航空券を見に行っちゃう。
それが何でなんだろうみたいなのが、あんま分かってなくて。
無性に海外に行きたくなる。
ただ観光地に行きたいのではなく、ローカルな生活がしたくなる。
自分の中にある様々な「分からなさ」を抱えたまま——nehanでの時間が始まります。
本当に大切なものが見えてきた
nehanでは、脳波を変化させる特殊な音源(ニューロミュージック)と、シータ呼吸法という独自の呼吸法を組み合わせ、参加者を自然な瞑想状態へと導いていきます。
その中で浮かび上がるのは、頭で考えても出てこなかった感覚や気づきです。
鈴木さん
両親のことを考えるワークとかをすると、
両親に対してこう思ってたんだとか、もっとこういうことを言ってあげればよかったなとか。
ワークを重ねるうちに、鈴木さんの心に浮かんできたのは、両親のこと、そして奥様のことでした。
鈴木さん
呼吸のワークで、「大切な人のことを思い浮かべましょう」みたいなナレーションの時に、
奥様だったりとか両親のことが、パッとすぐに出てきて。
鈴木さん
自分にとって本当に大切なのは、家族だったんだってことに気づけた。
頭で考えれば、もちろん家族は大切です。
けれど、呼吸を深めていく中で「パッと」浮かび上がったその感覚は、理屈ではなく、もっと深いところからやってきたものでした。
魂に会いに行っていた
さらに呼吸を続けていくと、鈴木さんに不思議な体験が訪れます。
鈴木さん
無性に海外旅行が好きで。
ただ観光地に行きたいんじゃなくて、ローカルな生活をするのが好き。
タイの屋台で、おばちゃんが隣にいる中、トムヤンクン食べたい。
ここに住んでる人と全く同じ生活をしてみたい。
そういう欲求があって、なんでなんだろうなーってずっと分からなかったんですけど。
その理由が、呼吸をしていく中で、ふいに見えました。
鈴木さん
この呼吸をしていく中で、自分が見えたのは、
世界のあらゆる人の、あらゆる人生が見えたんですね。
もう憑依したみたいな感じで。
鈴木さん
ただそこに映っている人が、他人ではないというか、自分だなって思える。
それも感覚の話なんですけど。
言葉にすると不思議な体験ですが、鈴木さんにとっては、深く腑に落ちる感覚でした。
変性意識状態では、通常とは異なる身体の働きにより、人それぞれに異なるビジョンや感覚が立ち上がることがあります。それ自体が目的ではありませんが、その体験の中から、本人だけが理解できる大切なメッセージを受け取ることもあるのです。
鈴木さん
これは何か、最終的によく分かってないんですけど、
自分の魂はそういう人と輪廻転生してるのかなみたいな。
鈴木さん
なるほど、海外旅行行きたいのは、自分の魂に会いに行ってるんだ。
これちょっと何言ってるか分かんないと思うんですけど、
自分の中ですごい腑に落ちた感覚があって。
「なぜ旅がしたいのか」
「なぜローカルな生活に惹かれるのか」
その答えが、思いもよらない形で降ってきました。

これからを生きていく感覚
鈴木さん
それですごいスッキリしたというか。
もっと沢山旅しようと思ったし、自分にとって大切な家族の時間を沢山増やしていきたいな、みたいなのを思えて。
鈴木さん
すごい良かったです。
nehanで得たものは、誰かに与えられた答えではなく、自分の内側から浮かび上がった感覚でした。
なぜ自分の魂が動くのか。
何が本当に大切なのか。
その理由が分かったとき、鈴木さんの中で何かが静かに整いました。
「もっと旅をしよう」
「もっと家族と過ごそう」
そんなふうに、これからを生きていく感覚を、ここで受け取ったのかもしれません。