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「生きる」を選び直した二泊三日

nehanリトリート体験記

高野貴子さんインタビュー

高野貴子

インド占星術家。フラワーエッセンスを用いた自然療法セラピスト、編集ライター

「感情を解放したい」「もう一度、自分の人生を前向きに歩みたい」そんな思いでnehanリトリートに参加された高野貴子さん。インド占星術家であり、フラワーエッセンスを用いた自然療法セラピストとして活動してきた彼女が、nehanリトリートで体験したのは“魂のレベルで生きることを選び直す瞬間”でした。ここでは、その体験を余すところなく語っていただきました。

プロフィール高野貴子さん
インド占星術家。フラワーエッセンスを用いた自然療法セラピスト、編集ライター。
長年にわたり「心の癒し」と向き合い続けてきた。

リトリートに参加した理由

なぜこのリトリートに参加されたのですか?

高野

「一番の理由は、解放しきれていないネガティブな感情をなんとかしたかったからです。スピリチュアルな取り組みを始めて10年ほど。日常ではフラワーエッセンスを使ってメンタルケアをしていて、多くのネガティブ感情は解放できていました。でも根深いものがいくつか残っていて、自分ではどうにもできなかったんです。他の瞑想会やワークにも取り組んできましたが、期待したほどの効果は得られませんでした。

実は過去に、あるグループでの呼吸ワークで初めて号泣体験をしたり、能楽堂で能舞台を鑑賞中に変性意識に入った体験をしたことがあります。能楽師の方にインタビューした際、舞台鑑賞中の脳波からθ波(シータ波)が検出されたというNHKの古い実験番組の話を聞いていたので、不思議ではなかったんです。

ただ、そのどちらも偶発的な出来事でした。だからこそ、『誰でも変性意識に入って号泣体験できる』と断言していた鯉谷ヨシヒロさんのブログに、とても興味を持ちました。ちょうど手放したい根深い感情があったこともあり、“試してみたい!”という好奇心を抑えることができず、思い切って参加を決めました。

想像を超えた体験

実際の体験はいかがでしたか?

高野

「やっぱり今まで参加したものとはちょっとレベルが違う体験でしたね。

最初のセッションでは、下腹部、特に子宮のあたりにエネルギーがどんどん溜まって、白い光に満たされていく感覚がありました。“癒されている”“満たされている”という至福感に包まれて、体が自然とリラックスしていく。あとは、子宮が満たされてから、さらに頭上へエネルギーが突き抜けていくような感じがずっと続きました。体感としては、顔の皮膚が引き上げられると感じるくらいのスピード感とエネルギー量で、頭頂部を塞いでいた蓋が勢いよく外れる感覚もありましたね。

予想もしていなかった体験で、『えっ、何これ!?』という驚きがあり、まさに想像を超えるスタートでした。」

悲しみと後悔の解放

その後のセッションでは?

高野

浮かび上がってきたのは、今まで自分が経験したいくつもの“大切な存在の死”でした。そういう存在を失った時の悲しみや、『ああしていれば良かった』という後悔の念。リトリートに参加する前は、思い出すたびに自己憐憫に陥り、現実世界から目をそらす思考パターンに絡め取られてしまっていたんです。

セッションの中でそれが一気に溢れ出し、ダムが決壊したように泣き続けました。でもその時、俯瞰している自分もいて、『今、ちゃんと解放できている』と確認しながら、その流れに身を委ねていました。今まで抑えてきた感情を思い切り解放できた瞬間でした。

「生きる」を選び直す

高野

最後のセッションは、本当にしんどかったです。引き金になったのは、数年前に亡くした飼い猫のことでした。

病気の兆候に気づきながら、現実を受け入れるのが怖くて、病院に連れて行くとか、ケアが遅れてしまった。その結果、望んでいない治療法を選ぶことになり、苦しい亡くなり方をさせてしまった…。その後悔と罪悪感をずっと抱え込んできました。

セッションの中でその記憶がよみがえった時、土下座する感覚で『ごめんなさい』と声に出して謝ったんです。今までその感情を受け入れることができなかったんですけど、言葉にできたことで、初めて“取り返しのつかない失敗をやらかしてしまった自分”を赦すことができたんですね。それで体の力が一気に抜けました。そのタイミングで、呼吸を止めるワークがあったんですが、まったく苦しくなくて気持ちいい状態が続きました。

すると、『もうここで死んじゃってもいいかな』そんな思いがふと脳裏をよぎりました。でも同時に俯瞰している自分もいて、『今、私は試されているな』と気づいたんです。

その瞬間、猫の声が聞こえたような気がしたんですね。ああそうだった――猫の時も、当時大好きだった男性が亡くなった時も、私は決めていたんです。

“死を理由に、不幸な自分として生きるのは嫌だ” “後悔を自己憐憫にすり替えて生きるのではなく、反省し、その経験を活かして生きるんだ”

その記憶と気づきが重なった時、泥沼の底から這い上がるような感覚で呼吸を取り戻し、私は『生きる』ことを選び直しました。
理屈ではなく、内側から湧き起こるように“生きる”と決断できた瞬間でした。

リトリート後に訪れた変化

高野

今までは“何かをやらなきゃ”みたいなプレッシャーを自分にかけていたのでしょうね。リトリートを機にそこが外れました。今のまま自分の純度を高めていくことで、自然と自分が望んでいる様々なことが、これまでより早いスピードで実現するんだっていう確証がまず得られました。

自分の変化が周囲の変化へ

高野

クライアントさんの相談内容も変わってきました。以前は病気や深刻な悩みを抱えた方が多く、それが自分の役割なのかなと思っていました。

もちろん役割のひとつとしてそれもありますが、リトリート後は、“より良く生きたい”という人や、目標を達成した先の未来をどう描くかを相談してくれる人、未来を創っていきたい人が新たに現れるようになりました。リトリートで“生きる”と選び直した私自身の変化が、そのまま周囲との関わりに現れているのだと思います。

最後に ― どんな人におすすめか

高野

そうですね、まず一つは私のように過去の辛い体験からくる深い悲しみ、理不尽な思い、怒りといった感情に囚われていて、それをなんとかしたいと思っている人です。自分の人生をあきらめたくない、そんな方にぜひ受けてもらいたいですね。

もう一つは、人としてもう一段上を目指したい人。“よりよく生きたい”“より良い社会を創っていきたい”という未来志向で生きる人たちです。今は時代の変化も流れもとても早いので、思い切った投資で短期間に意識レベルをぐっと引き上げたい、そういう方にはうってつけのリトリートだと思います。

私自身、今まで時間やお金をかけて学んできましたが、その中でも、このリトリートのコストパフォーマンスはとても良いと感じています。

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