人の心と向き合う仕事を続け、その中で自分の心も見つめてきた。今回話を聞いた笠間淳さんは、そんな日々を送っていた。
スマホを置き、人との会話や目を合わせることから離れて過ごした2泊3日。そこで見つけたのは、これまで気づかなかった「心の蓋」だったという。
あふれ出た感情を、すぐに誰かへ話さず、自分の中で味わっていく。リトリートを終えたばかりの言葉から、その体験をたどる。
見つけた「心の蓋」を開けたら
自分の心に向き合うことは、日頃からしていた。それでも今回、これまで見えていなかったものに触れたという。
笠間
どれだけ自分の中を見ても見つけられなかった、心の蓋みたいなものが発見できて。「なんだこれは」って開けたら、味わったことのない感情が押し寄せてきて。
涙が止まらず、声を上げて泣いた。「俺ってこんなキャラだっけ」と、自分でも驚くほどだったと話す。
笠間
人生で一番号泣したんじゃないかなっていうぐらい、感情があふれ出て、泣き叫んで。
「24時間が72時間ぐらいの感じ」。そう振り返るほど、本人にとって濃い2泊3日になった。
話したい気持ちを、自分の中で味わう
もう一つ印象に残ったのは、会話を控え、静かに過ごす「ノーブルサイレンス」の時間だった。感じたことを誰かに話したくても、話さずに過ごす。その環境が、自分の感情との向き合い方につながったという。
笠間
みんなと共有したい。この思いを喋りたいって、ずっと思うのに。
それまでは、感情を自分の内側に入れる時間があまりなかったと振り返る。今回は、その感情を繰り返し受け止め、自分のものにしていく時間があった。
笠間
本当に、咀嚼して、咀嚼して、咀嚼して、身にしていく。
そうした時間を持てるよう、環境が整えられていたこと。その大きさを、この2泊3日で感じたと話してくれた。
これからの自分が、どう変わっていくのか
自分がどうあるべきか。人としてどうあるべきか。もともと大切にしてきた問いに、今回の体験がどうつながっていくのかを楽しみにしている。
笠間
これからの自分の人生に、めちゃくちゃ大きくプラスの影響になるなっていう確信を今持ちながらも、どう発展していくんだろうっていうワクワクもあり。
別の仲間たちとも、また一緒に来たい。自分の周りにも今回の体験を伝えながら、機会が来たら再びこの場所を訪れたいと話す。
nehanでの2泊3日は、まだ知らなかった自分の感情に触れ、それを自分の中で受け止める時間になった。その先にどんな変化があるのか。これからへの楽しみも、言葉の中に残っていた。
- 普段から自分の心と向き合う中でも、気づいていなかった「心の蓋」を見つけた。
- 話さずに過ごす環境の中で、感情を自分の中で繰り返し咀嚼する時間を持った。
- 今回の体験が、これからの自分にどうつながるのかを楽しみにしている。