参加する少し前から川口さんは、 自分のことや、これからのことを考える時間が増えていたといいます。
仕事が「めちゃくちゃうまくいっている」わけでも、「すごくやばい」状況だったわけでもない。
それでも、「この先どうしていくのが自分にとって大事なのか」が分からなくなり、仕事にも手がつかない日が続いていたようです。
そんな背景の中、参加したnehanリトリートの3日間で、川口さんの内側で起こっていた体験について、お伺いしました。
「とりあえず来た」から始まったリトリート
川口さん
最初、本当になにも分からずに、とりあえず来たっていう感覚はありました。
何をするのかも分からないし、不安もありながら、ワクワクもありながらっていう状態で。
川口さんは、そう振り返ります。
nehanのリトリートは、事前に中身について細かな説明がされるわけではありません。
何が起きるのか分からないまま、リトリートが始まっていきます。
川口さん
自分とは何者なのかっていうのを、すごく考えるようになっていて。
仕事もめっちゃうまくいってるわけでもないし、めちゃくちゃ大変な状況でもないし。
大きな問題があったわけではない。
それでも、「この先どうしていくのが自分にとって大事なのか」が分からなくなり、ぐるぐると思考が巡り続けていた時期だったそうです。
川口さん
全然、仕事にも手がつかない感じでした。
そうした流れの中で迎えた、3日間のリトリート。
信頼する人からの薦めもあり、とりあえず参加してみた、という感覚に近かったそう。
けれど、あとから振り返ると、良いタイミングでリトリートに参加できたようです。
川口さん
そういうタイミングで参加できて、本当に良かったなと思っています。
抱えていたモヤモヤが全部解き放たれた
リトリートが進む中で、川口さんは呼吸のワークに取り組むことになります。
その意味や仕組みが分からずとも、ワークを重ねていくうちに、身体が反応していく感覚があったそうです。
川口さん
呼吸に関しても、ぶっちゃけよく分かんなかったんですけど、めっちゃ叫んだし、めっちゃ暴れてたし、めっちゃ泣いたし、めっちゃ笑ってたし
ワークの中で、いつの間にかそうした反応が次々と起き、気づけば、川口さんの中に溜まっていたものが、どんどん外へと溢れ出ていくような時間になっていました。
川口さん
自分の潜在的なよく分からない部分というか、ずっともやもやしてた部分が全部解き放たれた感じがありました。

デジタルから離れ、ひたすら自分と向き合う時間
川口さんにとって印象的だった体験のひとつが、デジタルから完全に離れて過ごす時間だったようです。
川口さん
最初携帯をお預かり頂くってなって、ちょっと僕さすがにそれ無理だなと思ってたんですけど
普段の生活では、常に手元にあるスマートフォン。それを手放すことに、強い抵抗を感じたといいます。
けれど、結果的に川口さんは、3日間一度も携帯を手に取ることなく過ごすことになりました。
川口さん
なんだかんだ最終的に1回も返して頂くこともなく、3日間やり切るっていう感じになって
自然に囲まれた環境の中で、デジタルから離れ、人と話さない時間、目を合わせない時間が続いていきます。
外側から大量の情報を受け取りながら生きている現代人にとって、デジタルデトックスは内観を深めるのに、かなり効果的です。
川口さん
多分、今まで生きてきて、あそこまでデジタルから離れたのって、携帯を初めて持ったときから考えても今までなかった気がしていて
外からの情報が入ってこない分、意識は否応なく内側へと向かっていきます。
誰かの目線を気にすることもない。社会の常識を意識する必要もない。自分の感じていることを、ただただ味わうことのできる空間。
川口さん
この自然の中で、デジタルから離れて、本当に自分に向き合う。
川口さん
人とも話さなかったりとか、目も合わせないっていう、そういう体験もあって、本当に自分と向き合えたし
川口さん
この先の人生にとっても、めちゃくちゃ大事な3日間になったなと思ってます。
思考だけでは、たどり着けなかった感覚
川口さんはもともと、物事をよく考えるタイプだといいます。
川口さん
結構僕は思考する癖があって、常に何かを考えて、ダメな理由、良い理由。
今なんで自分はこう悩んでるんだろうとか、なんでこんなに苦しんでるんだろうとか、全部思考で解決しようとしている
っていう状態だったんですけど
思考すること自体は決して悪いことではないですが、nehanリトリートでは、思考では行き着けない参加者自身の真実にアプローチします。
川口さん
今回のリトリートを通して、思考よりも感情的な部分だったりとか、人間の本質的な部分にめちゃくちゃ触れられたなって思ってます。
川口さん
感情、そしてその感情の中の自分の潜在的な意識とか、本当に深いところから生きていく意味や仕事をする意味、家族、大切な人、そういうものがあって。
呼吸や身体の反応を通して、意識の奥に覆い隠れていた感覚が立ち上がってきたようです。
川口さん
本当にこの人生というものが素晴らしいもので、めちゃくちゃ愛に溢れた人生であり、世界であり。
思考にとらわれない新たな世界っていうのをすごく体感して、本当に、楽な感覚というか、これからが楽しみだなっていうワクワクした感じになってます。
呼吸や身体の反応を通して、意識の奥に覆い隠れていた感覚に触れられた時間。
それは川口さんにとって、世界の見え方そのものが変わっていくような体験になったのかもしれません。

これからの人生で大切にしたい感覚
川口さん
これからはもう思考だけではなくて、自分がどういう人として、どういう世界で、どういうことをしていきたいのかっていうところも踏まえて、大切な人と一緒に、最高の人生を送っていきたいなって本気で思える3日間になりました。
思考だけで前に進もうとしていたときには見えなかったもの。
感覚に立ち返ることで、自然と湧き上がるものがあったようです。
川口さんにとって、この3日間のnehanリトリートは「本来の感覚に立ち還る時間」になったのかもしれません。